2月2日、有明町楠甫地区振興会主催による「くすぼ神々の郷フットパス&収穫祭」が行われ、町内外から約30人が参加しました。
有明町では昔からある”ありのまま”の風景を楽しみながら歩く「フットパス」によるまちの魅力づくりに取り組んでおり、 今回の楠甫地区は、かつて大きな入り江の村でしたが、江戸時代に大規模な干拓が行われた歴史があります。また「神々の里」といわれるほど今も地域の皆さんが大切に守る神社や祠が多くあり、たくさんの伝説に彩られた美しい里です。
今回のフットパスでも8つの神社と観音様を巡りながら、約6.5kmの道のりを2時間半をかけてゆっくりと歩きました。
地域の小学生も家族や友達同士で仲良く参加。「なかなか地元を歩くこともないので、楽しかった」と話していました。
途中の休憩では地域の皆さんが茶菓子や漬物、かわいらしい折り紙のプレゼントでもてなし、ゴール後は手作りの豚汁と弁当が振る舞われ、参加者は具沢山の豚汁で体を温めました。
また、同振興会の畑で産業部会の皆さんが育てた野菜の収穫体験も行われ、大きく育った白菜や大根など袋いっぱいに詰め重たくなった袋をうれしそうに抱えていました。
同地区振興会の松下祥明会長は「楠甫地区は迫ごとにたくさんの神様が祀られている。日頃歩くことは少ないと思うので、自然を歩きながら健康づくりに役立ててほしいと企画した。これからも地区内外の人と人との交流が盛んになるように、地域振興の取り組みを進めていきたい」と話していました。