2月7日、牛深中学校で医師によるがん教育の講座が行われました。
これは住民の健康増進・疾病予防啓発活動の一環として、牛深市民病院が取り組む出前講座です。天草市内の小中学校で外部講師による「がん教育」は初めての取り組みで、今回は牛深中学校の全校生徒を対象として行われました。
講師の平田尊仁さんは、牛深市民病院の救急科・内科を専門に活躍されている現役の医師です。がんという疾病やその予防対策について正しい知識を得ること、将来にわたり主体的な健康づくりと生活習慣の見直しを図るための講話がされました。天草市で行っている事業の説明や統計資料に基づいた医療制度の現状、また生活習慣・健康づくりなどの話があり、そのほか健康な身体づくりとして十分な筋力量の目安が分かる「片足スクワット」の紹介もありました。
生徒たちは普段の授業では聞けない医師によるがん教育の話に一生懸命に耳を傾け、時折平田さんの問いかけに対し、頷きや反応を見せていました。
講座終了後には、生徒会長の濱石大喜さんがお礼の言葉と併せて「がん対策についての市の取り組みや運動習慣の重要性など専門的な部分についてたくさん学ぶことができ、中学生の今からでもがんの予防対策ができることを知りました。家族にもこの話をして、自分の体についてしっかり向き合いたいと思います」と今後の健康づくりに対する前向きな意気込みを語りました。

説明を行う平田尊仁さん

”自分でできるがん対策”の説明

健康づくり・健康維持には「筋力」も必要です

この動きはできるかな?

片足スクワットに挑戦する生徒たち