このたび、引き続き二期目の市政のかじ取りを担うこととなり、その重責に改めて身の引き締まる思いでございます。今後も天草市の発展のため、全身全霊を尽くしてまいります。
一期四年間を振り返りますと、重要施策であった、天草未来大橋やあましんスタジアム、御所浦恐竜の島博物館の整備など、中村前市長から引き継いだ事業の着実な推進を図り、引き続きこれらを最大限に活用したまちづくりを進めてまいりました。また、市独自の子育て支援策の実施やIT系企業の積極的誘致、移住定住施策の推進、体験学習や未来創造スクール等の多様な学びの場の充実など、さまざまな政策を実行し、今の生活を守りながらも未来へつなげる市政運営を行ってまいりました。
しかしながら、歯止めがかからない人口減少や少子高齢化、これらに起因する地域経済の縮小や地域コミュニティの衰退といった、今後取り組まなければならない課題が山積しているのも事実です。
二期目にあたりましては、「住み慣れた地域での安心安全な暮らしを守る」、「活力あるまちづくりの推進」、「持続可能な経済循環の実現」、「未来を担う人が育つまちづくり」を政策の大きな柱に据え、これらを成し遂げるため、「天草版地方創生への挑戦」という新たな目標を掲げました。市民一人ひとりが地域に誇りと愛着を持ち、人・知恵・思いをつなぎ大きな力でまちづくりを進めていく。このことで、さまざまな課題の解決を図り、選ばれる天草市を目指してまいります。
皆様には、より一層のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和7年2月
天草市長 馬場 昭治