天草市議会第2回定例会(R7.2.25)における「最近の市政の動向」の報告
提案理由の説明に先立ちまして、最近の市政の動向について、ご報告を申し上げます。
本渡港の整備について
まず、本渡港の整備についてでございます。
熊本県の地方港湾審議会が1月31日に開催され、本渡港港湾計画の改訂が了承されました。
今回の改訂では、物流を中心とする港湾利用から、人流を中心とした港湾利用への転換を図ることとされており、親水エリアの整備や、あましんスタジアムとの回遊性を考えた計画になっております。
本市としましても、熊本県の港湾整備と連携して、本渡港周辺環境整備を進めてまいりたいと考えております。
企業誘致の状況について
次に、企業誘致の状況についてでございます。
これまで地元就職率アップやUIターンの促進に向けた環境整備として、企業誘致を進めてまいりましたが、今般、新たに2社の企業と進出協定を締結しましたので、ご報告いたします。
1社目は、東京都港区に本店を置く、株式会社AIファンズクリエイトさまでございます。
主に、AI技術を活用したWEB制作や、企業・個人を対象とした生成AI導入に係わる研修の実施など、生成AIを通じたコンサルティング業務を行っておられます。
新規雇用予定者数は5人で、牛深支所の3・4階に昨年オープンしましたシェアオフィス「MORIMON LAND(モリモン ランド)牛深」に3月までに入居予定でございます。
2社目は、福岡市に本社を置く、合同会社Studio Treant(スタジオ トレント)さまでございます。
主にゲームソフトの受託開発やデジタルコンテンツの企画や制作、販売などを行っておられます。
新規雇用予定者数は5人で、中央新町のシェアオフィスに3月までに入居予定でございます。
以上2社の進出をもちまして、本市における進出企業は30社となります。
今後も、地元の若者やUIターン者などの皆さまに、天草で働くという選択肢を増やしていただくため、引き続き誘致活動に取り組んでまいります。
「Feel good Amakusa」の熊日出版文化賞受賞について
次に、本市が制作した、天草の魅力を伝える書籍「Feel good Amakusa」の熊日出版文化賞受賞についてでございます。
「第46回熊日出版文化賞」の選考会が2月21日に開かれ、本市が発行した「Feelgood Amakusa」が受賞作に選ばれました。
この賞は、熊本県内の優れた出版物を顕彰するもので、2024年に発行された県内の個人・団体のエッセーや小説、写真集など、約70点の中から3点が受賞しました。
選考会では、「天草をいろいろな切り口で紹介し、宝箱のような本。エッセーの筆者も充実しており、読みごたえがある」と称賛されたとのことでございます。
今回の受賞が、多くの方に天草をより深く知っていただくきっかけになることを期待しております。
NHKBSドラマ「TRUE COLORS(トゥルー カラーズ)」について
次に、NHKBSドラマ「TRUE COLORS(トゥルー カラーズ)」についてでございます。
このドラマは、本年1月から全9話にわたり放送されているもので、ドラマの舞台の大半が天草であり、特に﨑津を中心に、天草の美しい風景が描かれております。
このドラマを誘致したことによる直接的な経済効果は、キャストやスタッフ等の宿泊や飲食など、およそ3,700万円と試算しており、観光などの二次的な効果も期待しております。
また現在、市役所にもドラマに関する問い合わせがあっており、旅行や移住を検討しているという声もいただいているところでございます。
次回の放送は3月2日、再放送は3月7日の予定で、次回が最終回となりますので、ぜひご覧いただきたいと思っております。
最近の市政の動向についての報告は以上でございます。