
4月10日、観光振興やふるさと教育に活用してもらおうと、熊本県神社庁天草支部が製作したDVD『100年後に残そう天草の祭り』が天草市と市内小・中学校へ寄贈されました。
天草には先人たちが大切に受け継いできた祭りがたくさんあり、人口減少や過疎化が進む現在、祭りの存続が危ぶまれています。それを受けて、天草の祭りを100年後に残すプロジェクトとして、現存する神幸行列や伝統行事66種類を3年かけて収録し、6枚のDVDにまとめたもの。このDVDは、上天草市・苓北町とその小・中学校にも寄贈されます。
同支部長の田代隆一さんは「天草に住んでいる人でも知らない祭りがある。これまで受け継がれてきた祭りを残し、地域みんなで天草を盛り上げていきたい」とDVD製作に込めた思いを語り、馬場市長が「歴史はお金で作ることができない貴重なもの。天草の子どもたちと地域をつなぎ、祭りなどにも積極的に参加するようになってほしい」と話しました。