
4月13日、深海町の浅海グラウンドで「第12回浅海ばんかん祭り」が開催されました。この祭りは、ばんかんを多くの人たちに認知してもらうとともに、地域を盛り上げたいという想いから地元住民で組織する浅海ばんかん祭り実行委員会が企画。天草のおいしい「ばんかん」を堪能しようと、県内外からの来場客も年々増えており、開会式前からにぎわいを見せていました。
開会式では、実行委員長の川田三郎さんから「今年のばんかんは、未だかつてなくおいしいものに仕上がってます。ぜひ、このイベントで堪能し、たくさんお買い求めいただきたい」との意気込みが述べられ、会場で行われたばんかんの箱売りコーナーは多くの来場客が家族や友人への贈り物として買い求める長蛇の列ができていました。
その後、イベント恒例の2回にわたる祝い餅投げには「ばんかんの引換券」が入ったお餅が混ざっており、参加者は一心不乱に餅投げを楽しんでいました。

山積みにされたばんかんのケース

箱売りの販売に並ぶ来場客

オープニングイベント:牛深ハイヤ太鼓による演奏

祝い餅投げのようす

ばんかん引き換え券入りのお餅をゲットしました♪

光彩会によるハイヤ踊り
また、特産品の物産コーナーには約25店舗が並び、地元でとれた野菜やばんかんを使った商品の販売が行われました。通常より安価なイベント価格に思わず両手いっぱいに買い物を楽しむ人や、ばんかんゼリー(イベント限定商品)を試食した子どもたちの「おいしい~!」という感想に、販売していた地元の皆さんが笑顔になるようすも見られました。

ばんかんジュースも人気商品の一つ

ばんかんジュース美味しいよ♪
ステージイベントは、光彩会による牛深ハイヤ踊りやAsamiダンススクールによるダンスの披露、大人から子どもまで楽しめるばんかんを使ったミニゲームが行われました。また牛深出身のシンガーソングライター「MAYUME」さんによる歌唱では、会場横にある旧浅海小学校体育館が今年度解体されることから、旧浅海小学校の校歌を地元の方々と一緒になって歌っていました。さらに、今年は長崎を拠点に活動している九蘭(クラン)の中国変面ショー(楽曲に合わせながら、お面を瞬時に変える中国の伝統芸能)が披露され、次々にお面が変わる演出に観客からは「お~!」といった驚きの声が上がり、観客と握手を交わし、間近で見ても見破れない変面術に会場が一体となって盛り上がりをみせました。
ばんかん王子こと実行委員の川田大志郎さんは、「もっとばんかんの魅力を全国に発信して、イベントを通して地域を盛り上げていきたい」と話し、”ばんかんは地域を救う!”のイベントサブタイトルのように地元を活性化させたいという強い想いを述べられました。

中国変面ショー

来場客と握手を交わしながら、間近で変面術を披露