五和町の6つの事業者で作る「天草イルカウォッチング事業者チーム」が7月1日※から、乗船料とは別に500円を「環境保護費」として参加者に負担していただき、海の資源を守り、イルカと人が共生できる環境保護のための活動資金として活用する取り組みをスタートさせました。
五和町の通詞島一帯は、縄文時代には既にイルカと人が共生していたことが遺跡などから分かっています。イルカがいることでサメが近づきにくくなって素潜りの漁師は安心して漁ができ、一方で人は魚を取りすぎない漁法を続けることによって、イルカのえさとなる魚がたくさん生息できる豊かな海を守ってきました。
「奇跡の海」と称される、世界でも類を見ないこの環境は、一度失えば二度と取り戻すことができない本物の宝物です。そのため、市でも天草漁協と連携して2年前に「天草イルカ調査室」を立ち上げ、持続可能な海を目指した取り組みを行っています。
事業者の皆さんは厳しいルールを自ら課し、関わる人みんなでこの環境を守っていこうと一歩を踏み出しました。皆さんも何か「できること」から始めませんか?
※天草イルカウォッチング事業者チームの協議により「令和7年4月1日」からに変更されました。