御所浦恐竜の島博物館に来館された皆さんをお出迎えしている、天草の職人の手で生まれた4体の恐竜をご存じですか?
除幕式で姿を見せた、今にも動き出しそうな全長13mもあるド迫力の恐竜。これは御所浦町の職人の手で生まれたものです。
あと3体は、入口近くに設置されている石造りの恐竜オブジェ。これは、歴史と伝統ある下浦の石工職人が大きな石から1人1体ずつ手彫りで作り上げました。絶対に失敗できないという緊張感の中、丁寧に掘り進める技術は、約300年も続く歴史と伝統、そして経験と努力に裏打ちされた確かなものです。1つの作品が完成するまでに数カ月。中には途中まで掘ったところで素材の石に亀裂が入っていたことが分かり、別の石で一から掘り直したことも。職人のプライドを感じます。石の恐竜は100年後も今と同じ姿で未来の来訪者を楽しませてくれることでしょう。
実物化石の展示数や、天草の生き物のはく製など「本物」にこだわった展示が特徴のこの博物館。館長の早坂さんが採集した27億年前の「日本最古の石」も必見です!