3月は、中学や高校を卒業した多くの若者たちが進学や就職で天草から巣立っていく希望に満ちた月であり、同時に私にとって一番寂しい月でもあります。どうしたら若者が天草に残ってくれるのか? どうしたら帰って来てくれるのか? 市として何かできることはないか? 自問自答の日々です。もちろん広い世界で知識を磨き交流を広めることは大切な事です。ただ、将来その学びを故郷に還元してほしい。そう願うばかりです。
今、天草の高校生たちは熱く、天高の「グローバルリンクオンライン」でのアジア1位や拓心高の「ソーシャルビジネスプロジェクト交流フェア」での文部科学大臣賞受賞、天工の「高校生ビジネスプラン・グランプリ」での5,000チーム中のベスト20選出など、他のどこの高校にも負けない成果を残しています。
天草を巣立っていく人たちには、ここで育ったことに自信と誇りを持ってほしい。そしていつか帰って来てくれる天草にしたい。その思いを市民の皆さんと共有したいと思います。