4月18日(金曜日)
4月18日~20日、天草の春の一大イベント「第53回牛深ハイヤ祭り」が開催されました。
18日には、牛深中学校や牛深高校の生徒らがハイヤ大橋総踊りを披露しました。沿道のお客さんたちは手拍子をしながら、一緒になって踊りを楽しんでいるようす。子どもたちの元気いっぱいな踊りと掛け声は祭りのスタートを華やかに彩り、地元の皆さんのお祭り気分をさらに高揚させました。
また、牛深総合センターでは「輝けハイヤの競演」が行われ、各団体さまざまなハイヤ踊りに加え、加世浦老人会えびす会による「元ハイヤ」や琉球國祭り太鼓による演舞などがありました。フィナーレには、全出演団体による牛深ハイヤ踊りで会場が一体となって盛り上がりました。

牛深中学校全校生徒による踊り

笑顔でハイヤ踊り♪

牛深高等学校全校生徒による踊り

加世浦老人会えびす会による「元ハイヤ」

琉球國祭り太鼓による演舞

全参加団体によるフィナーレ
4月19日(土曜日)
19日には、漁業の繁栄と海上の安全を願う「大漁・海上祈願祭」が開催。関係者らによる稚魚の放流では、ハイヤ祭り実行委員会の江崎会長による「大きくなって、また戻ってこいよ~!」といった掛け声で一斉に放流を行い、稚魚は牛深の海を元気よく泳いでいきました。
お祭り広場では、牛深名産ハイヤ市が開催され牛深の特産品がずらりと並び、多くのお客さんで大にぎわい。お祭り野外ライブは、ゴーフィーニャスによるリズミカルなサンバや牛深高等学校郷土芸能部OB会による現役高校生に負けない牛深ハイヤ踊りなどが披露されたほか、ハイヤ通りでのマーチングパレードでは、熊本県警察音楽隊や牛深・河浦地域の中高生合同吹奏楽部、幸愛保育園の園児たちによるマーチング演奏が行われました。
祭りのメイン行事である牛深ハイヤ総踊りは、22団体(約880人)がハイヤ節に合わせた各団体の踊りを沿道に魅せ、お客さんを楽しませました。
総踊り後には、牛深地区振興会による「座ハイヤ」が開催しました。天草市と交流連携協定を締結している高森町の銘酒である「れいざん」の鏡開きには、遠方から来た観客2人を招待。その内の1人はアメリカ(ロサンゼルス)から来たということに、思わず周りの観客からは驚きの声があがりました。鏡開きの後は、ふるまい酒を味わいながら、ござの上で主催者・参加者・観客が一緒になって自由気ままに踊りを楽しんでいました。

大漁・海上祈願祭

開催を祝した祝いもち投げ

牛深名産ハイヤ市のようす

牛深高等学校郷土芸能部OB会
による舞台踊り

ゴーフィーニャスによるサンバ

熊本県警察音楽隊によるマーチング演奏

ハイヤ総踊り1日目開始!

ヨイサー!ヨイサー!

飛び入り丸の参加者

関係者と招待された2人による鏡開き

座ハイヤを楽しむ参加者
4月20日(日曜日)

20日には、「海上船団パレード」が行われ、港にはパレードを一目見ようと多くのお客さんでにぎわいました。色とりどりの大漁旗やこいのぼりを飾った船団は、次々と港へ入ってくると、観覧のお客さんに向かって笑顔で手を振っていました。
また特設会場で行われた「水産フェア2025」は、総踊り前の腹ごしらえに700食限定の「牛深ハイヤランチ(刺身盛り合わせ、あら煮、あおさ汁、おにぎり、きびなごのフライ)」を目当てにそのチケットを求め、行列ができていました。
2日目のハイヤ総踊りでは、22団体(約1300人)が牛深の街を練り歩き、各団体の個性豊かな踊りで観客も一緒になって楽しみ、牛深ハイヤ祭りの最終日を飾りました。中でも、今年は牛深ハイヤ祭りの歴史上初となる牛深ハイヤ男子が誕生。総踊りでは飛び入り丸(参加者飛び入りの団体)を先導し、キレのあるハイヤ踊りを披露しました。
最後は、お祭りステージで「総踊り・花車コンテスト審査発表および表彰式」を実施。参加者の工夫を凝らした花車や沿道のお客さんや審査員に素晴らしい演出を披露した団体への表彰が行われ、受賞者は笑顔で賞状を受け取っていました。表彰式後には牛深町の今後の繁栄を祈願したもち投げを行い、3日間全ての催しが終了しました。

水産フェアの「牛深ハイヤランチ」

地方(じかた)のみなさん

牛深ハイヤ保存会

牛深地区婦人会

南阿蘇エイサー隊

牛深高等学校郷土芸能部

牛深ハイヤ祭り史上初
ハイヤ男子:濵中悠太郎さん