9月4日、天草小学校6年生を対象に、「私が記憶する戦争体験のお話」と題した天草地区公民館講座が行われました。
講師の天草地区公民館・薮本館長が、幼少期のころに大阪で体験された大阪大空襲の話や、母親から聞かされた当時のようすなどを基に講話を行いました。
空襲時に防空壕(ぼうくうごう)で起こった悲惨なできごと、空襲後の荒廃した街並み、幼い薮本さんを守るために必死になって各地を転々とされた母親の話など、児童は真剣な表情で聞き入っていました。
館長は、最後に「他人を思いやり、平和を永遠に守り抜くのがこれからのあなたたちの使命。人の命も自分の命もとても大切、みんな一人ひとりが宝である。これからも日本の平和が永く続くような生き方をしていってほしい」と話しました。
話を聞き終えた児童は、「戦争は、人をおかしくしてしまうもの」、「戦争の悲惨なようすが分かった」、「修学旅行で長崎の原爆資料館に行くので、しっかり見てきたい」などと話していました。

講座のようす

当時のようすを話す薮本館長

真剣に聞き入る児童