昨今の人口減少や節水機器の普及などによって、水需要が減少しており、料金収入が年々減少しています。また、水道施設や下水道施設の老朽化が進んでおり、今後はこれらの施設を計画的に更新・統合するための資金が必要となってきます。
将来にわたって安心・安全な水を安定的に提供すること、そして公衆衛生の向上と公共用水域の水質保全を図り、豊かな自然環境を持続させていくために、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
〇水道・下水道事業の現状
水道施設は、水源47ヵ所、浄水場26ヵ所、配水施設177ヵ所、送水施設66ヵ所があります。水道管(導水管・送水管・配水管)の総延長は約1,223km。これは、直線距離にすると、市役所から宮城県石巻市までの距離とほぼ同じになります。
また、下水道施設は、公共下水道施設や特定環境保全公共下水道施設など12の汚水処理施設があります。中でも、本渡浄化センターは供用開始(昭和53年)から47年が経過しています。
これら設備の更新・改築工事などのため、令和7~11年度の間に、水道事業で約36億2,700万円、下水道事業で約32億8,500万円が必要となる見込みです。
〇改定の内容
水道料金と下水道使用料を令和8年4月請求分(令和8年2月から3月の検針までに使用した水量により算定)から以下のとおり改定します。
▶水道料金 +26.11%
▶下水道使用料 +30.00%
しかし、近年の物価高騰が家計に与える影響が大きいことから令和8年4月請求分から令和9年3月請求分までの1年間は、特例期間を設定し、段階的な料金改定を行います。
※特例期間(改定率の2分の1)
▶水道料金 +13.055%
▶下水道使用料 +15.00%
〇新しい料金(R9.4月請求分~)
料金表
〇特例期間の料金(R8.4月請求分~R9.3月請求分)
〇料金の計算方法
水道料金
水道料金は、水道の使用目的や口径に応じて決まる基本料金と、使用量に応じて決まる従量料金との合計額に消費税額を加算した額です(1円未満切り捨て)。
例:新料金表(改定率26.11%)で口径13mm、月に20㎥を使用した場合
下水道使用料
下水道使用料は、基本料金と、汚水量に応じて決まる従量料金との合計額に消費税額を加算した額です(1円未満切り捨て)。
例:新料金表(改定率30.00%)で口径13mm、月に20㎥を使用した場合
料金早見表
一般用口径13mmの使用水量ごとの水道料金・下水道使用料は、以下のとおりです。
新しい料金(R9.4月請求分~)
特例期間の料金(R8.4月請求分~R9.3月請求分)