式典の概要

10月20日、水産加工会社の株式会社あまくさ魚園(関智俊会長)から牛深高等学校育友会(浅見秀樹会長)へ、鹿児島県出水郡長島町から牛深高等高校に進学し通学する生徒のフェリー定期代助成を目的とする「フェリー通学者助成寄付金」の贈呈式が行われました。
式には、株式会社あまくさ魚園の関智俊会長をはじめ、牛深高等学校育友会・浅見秀樹会長、三和商船株式会社・江﨑孝社長、牛深高等学校・仁田原安正校長やその他関係者らが同席しました。
長島町の子どもたちは、阿久根市や出水市へ通学・下宿をして高等学校に通っているという現状を知り、「30分少々の通学で”牛深高校”にも通える」ということや「子どもたちにも進路の選択肢を広げてほしい」という想いから、牛深高校では昨年より長島町での生徒募集活動を開始。
仁田原校長は、「日頃より地域の皆さんからの温かいお力添えにはとても心強く感じております。生徒数減少は学校の再編に限らず、地域の衰退に拍車をかける恐れもあるため、そうならないためにも私たちにできることを精一杯取り組んでまいります」と感謝の意と力強い意気込みを述べられました。その後、関智俊会長(右)から浅見秀樹会長(左)へ寄付金の目録が手渡されました。
寄附への思い
関智俊会長は、「事業を行っていく上でも地域から教育機関(高校)がなくなることはとても寂しさを感じます。校長先生や関係者の方々が長島町からの生徒募集活動をされていることを聞き、何か役に立てないかと思い、寄付の申し出をしました。いろいろなことを通して、地域全体が活性化し、未来につなげていくことは地域の切実な願いでもあるため、今後も牛深高等学校で学ぶ生徒が躍動し、益々輝いていくことを願っています」と寄付への思いを述べられました。
謝辞
寄付金を受け取った浅見秀樹会長は、「この度は、多大なるご支援を賜りまして感謝申し上げます。このことが引き金となって、たくさんの子どもたちが牛深高校に通っていただければと切に願っております」と謝辞を述べられました。
寄付金の使途
現在該当する生徒はおりませんが、今後長島町から進学する生徒には、通学定期券代※を100%助成します。(3人の生徒が3年間通える金額)※6カ月定期で、自転車やバイク代は含みません。

浅見会長による謝辞

寄附への思いを述べる関会長