
10月30日、新和町小宮地の遊休農地(※1)で、小宮地保育園の園児32人がひまわりとコスモスの花摘みを体験しました。
遊休化した農地の有効利用と農地再生を図り、担い手へ引き継ぐことを目的に、天草市農業委員会では平成20年度から毎年、景観作物の植栽活動を行っています。18回目となる今回は、同地区の遊休農地約40アールを借り受けて「ひまわり」と「コスモス」を栽培しました。
花摘みに先立って、9月12日に園児や農業委員、農地利用最適化推進委員を中心に種まきを実施。成長を楽しみに見守ってきました。
約50日間を経て見頃を迎えた満開のひまわりを前に、子どもたちは大喜び。気に入った花を頼んで摘み取ってもらい、両手を花でいっぱいにしていました。参加した園児は「お母さんにプレゼントする!」「家に飾りたい」とうれしそうに話し、近くの介護施設にも花を届けに行きました。
市農業委員会は、今後も遊休農地や荒廃農地を解消するため、毎年各地域を輪番制で実施する予定です。
(※1)
遊休農地・・・現在耕作されておらず、今後も耕作されないと見込まれる農地。または周辺の農地に比べて利用状況が著しく低い農地のこと。