
12月6・7日の2日間、うしぶか海彩館2階テラススペースで、市が主催する木育ワークショップ「山の教室」が開催されました。
これは、林業6次産業化の取り組みの一環として、天草の「森」の素材に触れながら、子どもたちの探求心と想像力を膨らませ、「木」の手ざわりや香り・音・重さを五感で体感し「木の面白さ」や「森の身近さ」を実感してもらうことを目的として実施しました。
参加した子どもたちは、木と貝殻の自由工作コーナーで、大きさや形がさまざまな端材や緋扇貝(ひおうぎがい)の貝殻を手に取り、自由に組み立てて、人形や飛行機などの作品を作ったり、薪で作られた木琴「マキンバ」で音遊びをしたりと、体験を通して木とのふれあいを楽しみました。
また、会場内では、刃物を使わない薪割り体験も行われ、挑戦した女の子は、くさびで切り込みの入った丸太を木製のハンマーで真っ二つに割ると「ツルツルしてて気持ちいい!」と木面を撫でて木の感触を味わっていました。
薪の一輪挿しづくりに挑戦した家族は、オリジナルの作品が出来上がると「すごくかわいい!絶対飾る!」と嬉しそうな表情で持ち帰っていました。
市では、森林の大切さを学ぶほか、モノづくりや木に触れる体験を通じて一次産業への興味・関心を図ることともに、多くの人たちに地域資源の素晴らしさを伝えるため、木育教室や天草産材の利用促進を目指します。