「五和中ブルーフレンズ~青い海の仲間たち~」

本市では、今年度から新たな取り組みとして、イルカウォッチング乗船前の観光客へガイドを行う中学生ボランティアを五和中学校にて養成しています。
ガイドデビュー後は、月に1回程度「道の駅天草市イルカセンター」で、乗船前の観光客に向けて15分程度のガイドを行う予定です。
開講式では、参加する生徒たちで「五和中ブルーフレンズ~青い海の仲間たち~」と活動名称を決定し、「イルカが大好きだから、たくさんの人に魅力を知ってほしい」「話すことが苦手なので克服したい」と意気込んでいました。
この取り組みを通して、生徒が地域を誇りに思い、また、コミュニケーション能力が向上していくことを期待しています。
養成講座を受講中!
現在、令和8年4月のガイドデビューを目指し、五和中学校の生徒9人が養成講座を受講しています。
全8回ある講座のうち、終了した4回のようすをお届けします。
11月に行われた第1回、第2回の養成講座では、ミナミハンドウイルカの生態に加え、天草の豊かな海の環境を守っていくために行われている資源管理の取組など、さまざまな視点から学びを深めました。「知らないことがたくさんあって驚いた」「海の環境を守るために苦労してさまざま取り組みしていることがわかった」とたくさんの感想を書いていました。

ミナミハンドウイルカはこんなに大きい

豊かな海を次世代に残そう

そもそもイルカはどうやって誕生した?
12月6日の第3回養成講座では、実際にイルカウォッチングを行い、100頭を超える大きな群れに遭遇することができました。
生徒たちは、イルカが潜るようすや背びれを観察するなど、座学で得た知識と照らし合わせ、楽しみながら学びました。
また、観光客からの質問に柔軟に受け答えされる乗務員の姿を見て学ぶ生徒もいました。

出発!イルカに会えるのかドキドキ

別の船の乗客に手を振っていました

たくさんのイルカの群れに遭遇!
12月13日の第4回養成講座では、河浦中学校観光ボランティアガイドの見学と意見交換会を行いました。
直接ガイドをしてもらった五和中学校の生徒は、「相手の目を見てはっきりしゃべっているのがすごい」と同世代の活躍に刺激を受けたようすでした。
また、ガイド終了後は、両中学校生徒同士の意見交換会を行いました。
「緊張を和らげる方法を教えてください」「説明するときに気を付けていることは何ですか」などと質問し、河浦中学校観光ボランティアガイドのみなさんから優しく教えていただきました。
今後は、話し方や伝え方を実践して学び、ガイド用のパネル作成に入っていきます。
養成講座も残り半分!4月のデビューを楽しみにしています。