天草西海岸の代表的な景勝地で、昭和10年に名勝および天然記念物の国指定を受けています。
海岸一帯は高さ20~80mにもおよぶ断崖が連なり、大小の島が岸に接し、手前の大きな島には高さ20m、幅8.5~20m、深さ50mの洞門(どうもん)ができています。
洞門は小舟などで簡単に通ることができ、互いに交差し合った断層の海蝕(かいしょく)洞門や、鍾乳石(しょうにゅうせき)が垂れている珍しい風景も見られます。天草を代表する素晴らしい自然美を見る事ができるスポットにもなっており、夕陽が見える時間帯の風景はさらに格別です。
周辺の「西平椿(にしびらつばき)公園」と「鬼海ヶ浦(きかいがうら)展望所」からの眺めは、『日本の夕陽百選』にも選ばれています。
■指定区分:国指定
■指定種別:名勝および天然記念物
■指定日:昭和10年8月27日
■地域:天草
■所在地:天草町高浜