寛永14(1637)年の島原・天草一揆後、天草初代代官鈴木重成は治世と民心の安定を図るため、正保2(1645)年に栖本城跡のふもとに諏訪神社を建立しました。栖本太鼓踊りは諏訪神社に奉納される踊りで、文化3(1806)年に太鼓打ちの名人である辰四郎が笛を取り入れ、舞を振り付け、現在の栖本太鼓踊りの形となったと言われています。
10月の第3週、11月の第2週の土日に、河内神社、栖本諏訪神社へそれぞれ奉納されます。
栖本太鼓踊りは郷土の遺産として継承され、民俗芸能として300余年の長い伝統を誇り、生き続けています。
■指定区分:県指定
■指定種別:無形民俗文化財
■指定日:昭和55年3月3日
■地域:栖本
■所在地:栖本町湯船原