この眼鏡橋は、楠浦と宮地間を結ぶために方原川にかけられたもので、釜の迫の堀切と共に、楠浦庄屋宗像堅固氏の遺徳を後世に伝える二大事業の一つと言われています。アーチ形の石橋は優美かつ丈夫で、橋長26.33m、橋巾3.05mの大きさとなっています。明治11(1878)年6月11日から約80日間の工期を経て完成しました。
石材は天草産の砂岩である下浦石で、足場枠組大工は和田茂七、石工は下浦の松次、打田の紋次など、建設には地元の石工たちが活躍しています。
■指定区分:県指定
■指定種別:建造物
■指定日:平成18年5月29日
■地域:本渡
■所在地:楠浦町字中田原