六地蔵というのは、衆生(この世に生きている全てのもの)が死後たどるという6つの迷いの世界「地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道」の要所に出現する6体の地蔵を指します。
衆生の苦しみを救うと言われており、1体ずつ要所に建てられる場合と、6体一緒に塔に刻む場合があります。
前者は古道の危険な場所に立てられ、後者は寺院などに祀られています。
大河内の六地蔵は後者に当たり、文化6(1809)年に大河内の旧家である松本家が、先祖子孫菩提のために建立したものと言われています。
■指定区分:市指定
■指定種別:建造物
■指定日:昭和51年1月10日
■地域:栖本
■所在地:栖本町河内字松之尾