古江地区の稚児崎の海に突出した岬の先端部に所在し、1号墳から3号墳までの3基の古墳が現存しています。
3基とも本来は直径10mほどの横穴式石室を持つ円墳と考えられますが、1号墳と3号墳については大きく削られたため、原形をとどめていません。
2号墳は、昭和51年に周辺の造成工事のために発掘調査が行われ、石材および副葬品が掘り出された時に、鉄刀や鉄剣、銀製耳環、ガラス製の小玉などが出土しています。
その後、教育委員会と文化財保護委員会により古墳の復元と保存が行われ、現在の姿となっています。
■指定区分:市指定
■指定種別:史跡
■指定日:昭和51年1月10日
■地域:栖本
■所在地:天草市栖本町古江字沖ノ瀬