景行天皇が九州をまわり歩いた際に、船をつなぎとめた石と伝えられ、この伝承にちなんで御所浦の名が付いたとされています。そのため、地名の起源と深い関わりをもつ石として菅原神社に祀られています。
現在は「ゴショウラ」として呼称していますが、「明治前期全国村名小字調査書」(明治6年・ゆま書房)によると、御所浦(ゴショノウラ)と記されており、古くは「ゴショノウラ」と呼んでいた可能性もあります。また、与一ヶ浦、弁慶岳、頼朝越など平家落人にまつわる地名だけでなく、源氏方に関する地名も多く残っています。
さらに、御所浦からは恐竜の足跡の化石なども発掘されているため、島全体から歴史を感じることができます。
■指定区分:市指定
■指定種別:史跡
■指定日:昭和50年1月15日
■地域:御所浦
■所在地:御所浦町本郷