寛永18(1641)年12月、天草代官鈴木重成は異国船見張りと沿岸警備のため、富岡、大江、魚貫崎の3カ村に遠見番所を設置しました。
大江先詰めは荒尾岳に設けられ、烽火場には常に松明を用意し、対岸椛島番所に呼応し、防海監視の任に当たっていました。その後、万治3(1660)年に富岡附遠見見張所として増設されました。
享保5(1702)年、富岡に移されるまで60年間続き、今は当時の烽火場跡が残っています。
■指定区分:市指定
■指定種別:史跡
■指定日:昭和49年2月27日
■地域:天草
■所在地:天草町高浜6977