小西行長時代に川に投げ込まれていましたが、寛文年間(1661~1673)の小川代官時代に発見され、川のふちから引き上げて安置されました。以降、巌戸山(いわとやま)観音寺の本尊となっています。
高さ1.8m、幅1.5mのひし形の板碑の中央に、如意輪観世音菩薩座像(にょいりんかんぜおんぼさつざぞう)が刻んであります。
永正2(1505)年8月吉日に建立され、武山勝公和尚の銘もあることから、天草に数少ない中世板碑の一つとなっています。
■指定区分:市指定
■指定種別:建造物
■指定日:昭和56年1月20日
■地域:河浦
■所在地:河浦町今田