梵字板碑は、底辺60cm、上辺50cm、高さ70cm、厚さ15cmほどの梯形(台形)型の
供養碑です。本渡南にある中村染物店のものと同じ文言が刻まれていることから、卒塔婆(死者を供養するために戒名などを書いた木の板)と同じ役割を持った供養碑と言われています。
元々は、薬師堂下の海岸の波打ち際にあったものを運んできたと言われており、これと同様のものが栖本にもあります。
他にも、大師様を祀る八十八ヶ所が各地で見れることからも、天草の中世は真言宗が盛んであったと推測されます。
■指定区分:市指定
■指定種別:建造物
■指定日:昭和50年6月13日
■地域:本渡
■所在地:下浦町崎野