この「高齢者虐待防止・早期発見マニュアル」は、高齢者虐待のサインに気づき、適切な支援につなぐための手引きとして、介護保険サービス従業者や介護支援専門員、医療サービス従事者の皆さんに活用していいただくことを目的として作成しています。
高齢者虐待のサインに気づき、虐待が疑われるような場合には、担当エリアの地域包括支援センターや市高齢者支援課にご相談ください。
■養介護施設従事者などによる虐待の通報義務
高齢者虐待防止法では、養介護施設、病院、保健所その他の高齢者の福祉に業務上関係のある団体および養介護施設従事者など、医師、保健師、弁護士その他高齢者の福祉に職務上関係のある人は、高齢者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、高齢者虐待の早期発見に努めなければならないと規定されています。また、養介護施設従事者などによる虐待を受けたと思われる高齢者を発見した人に対し、速やかに市に通報しなければならないと義務を規定しています。
■高齢者虐待とは…
65歳以上の高齢者が、家族などの養護者や養介護施設従事者などから、身体的な暴力などを受ける行為で、右表のとおり5つに分けられます。