市では、国や県が実施する統計調査に従事する統計調査員を随時募集しています。統計調査員になるには、原則として、統計調査員登録希望者(以下登録調査員)として市に登録希望の申し出が必要です。その後、統計調査の度に統計調査員を任命します。
統計調査とは・・・
「統計」という言葉よりも、「データ」と言った方がなじみやすいかもしれません。「統計」は、私たちにとってとても身近なものです。例えば、しばしば話題になる雇用問題の「完全失業率」は、「労働力調査」という統計調査から得られます。その結果に応じていろんな雇用政策が実施されます。
「統計」は、日本の姿を正確に表し、私たちの暮らしをより良くするための方向性を見極める基礎として、とても重要な役割を果たしています。
1.事務打合せ会への出席、調査内容の理解
2.担当調査区の範囲と調査対象の確認、調査名簿の作成
3.調査票の記入依頼・調査票の配布
4.記入された調査票の回収
5.集めた調査票の審査・整理
6.調査票等調査関係書類の提出
統計調査ごとに異なる場合があります。
※調査員は調査活動を通して知り得た情報を保護する義務があります。秘密を漏らした場合は処罰されます。
詳細は、登録調査員の手引きをご覧ください。
- 以下のサイトでも、統計調査員について詳しく解説しています。
統計調査員の身分
統計調査員は、統計調査実施の度に任命される非常勤の公務員です。
任命期間は、行政機関に勤務する一般職員と同様に公務員の身分を持つことになります。
●国勢調査・・・・・・・国勢調査員・・・・・・・総務大臣が任命する国家公務員
●その他の統計調査・・・○○○統計調査員・・・・熊本県知事が任命する地方公務員
※一般の公務員は、法律で商店などの営利企業を経営したりすることを制限されていますが、統計調査員は、このような制限はありません。そのため、商店などを経営している人や勤めている人でも統計調査員になることができます。しかし、統計調査員として仕事をしている時に、セールス活動などを行うことは絶対にしてはいけません。
■任命期間=概ね2~5カ月程度(統計調査ごとに期間は異なる)
調査によっては長期間にわたる可能性もあります。
統計調査員の待遇
■統計調査員の報酬
統計調査員には、調査活動に従事した対価として、報酬が支払われます。
・報酬は統計調査員手当と言い、手当の額は統計調査ごとに調査活動にかかる日数や調査対象などを考慮して定められています。
・報酬は、調査完了後に支払われます。報酬は所得税の課税対象のため源泉徴収されることがあります。
■災害の補償
統計調査員が調査活動中に万一事故に遭ってケガをした場合などには、一般の公務員と同様に法律や規定に基づいて公務災害補償がされます。事故などに遭った場合は、直ちに市や県の担当者に連絡を取り、定められた手続きをしてください。
※健康保険や年金、失業保険は、統計調査員となることによって、新たに制度に加入するということはありません。統計調査員となる前から加入している制度の適用を受けます。
統計調査員として登録を希望する人は、統計調査員登録希望者申込書・意向確認書に必要事項を記入し、政策企画課統計調査係まで提出してください。提出にあたって、本人確認ができるもの(運転免許証、マイナンバーカード、保険証など)を持参ください。
登録できる人は、次のすべてを満たす人です。
(1) 天草市に在住する満20歳以上の人
(2) 心身ともに健全な人
(3) 統計に関し理解と熱意を有し、責任を持って調査事務を遂行できる人
(4) 人格が円満であって、常識を有し、接遇上問題がない人
(5) 税務・警察事務に従事していない人、反社会的勢力に属していない人、報道関係者でない人、興信所等に勤務でない人、選挙運動に直接関わっていない人など統計調査員としての仕事の性質上、不適格な職業または経歴を有していない人
登録にあたっての注意点
・登録後、できるだけ早く下記研修一覧の「登録調査員基礎研修」と「登録調査員定期研修」を受講してください。
・統計調査によっては直ちに国・熊本県に統計調査員候補者として推薦できない場合や、やむを得ず希望と異なる調査地域をお願いすることがあります。統計調査は1年で1~2回程度で通年の仕事ではありません。
・登録調査員には、必要に応じて、研修の案内や統計調査への従事意向の連絡をします。氏名、住所などの変更があったときは、必ず政策企画課統計調査係までご連絡をお願いします。宛所不明などで郵便が届かず電話連絡も付かないときには、登録を抹消することがあります。
研修名 | 実施者 | 対象者 | 研修目的 |
登録時研修 | 市町村 (一部の市町村では、県研修の受講に代えています) | 新規登録者
| 統計調査員の業務一般に共通する基礎的知識を習得する |
都道府県別研修 | 熊本県・総務省 ※年1回開催 | すべての登録調査員
| 統計調査員としての業務を円滑に遂行できるために必要な専 門知識・技能の習得 |
中央研修 | 総務省 ※年1回開催 | 経験年数が5年以上の登録調査員 | 課題研究などを通じた資質の向上(基幹的統計調査員の育成) |