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本渡看護専門学校は令和2年度で創立30周年を迎えました

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30周年を迎えて

天草市立本渡看護専門学校

 学校長 植村正三郎(天草地域医療センター総院長)


 

 

 

 

 天草市立本渡看護専門学校は本年(令和2年)で開校30周年を迎えました。

 「学校の歴史表」によりますと、昭和61年2月天草地域医療問題協議会で設立の検討が開始され、昭和62年9月本渡市議会看護専門学校対策特別委員会設置、平成2年10月学校建築着工、同年12月には看護婦養成機関として厚生大臣の指定を受けました。平成3年2月に最初の入学試験実施、同年3月には専修学校として文部大臣の認可を受けました。同年4月には仮校舎で開校、5月の新校舎落成移転、平成3年6月21日を開校記念日として学校の歴史が始まりました。さらに平成18年天草市誕生により現在の「天草市立本渡看護専門学校」へ名称変更になりました。

 地域の方々の強い要望も受けた学校の開設構想前から関係者の方々の大変なご苦労があったと聞いております。遠隔地での看護専門学校設立で、とくに教官確保や実習病院の問題等苦労されたと思いますが、幸いにも熊本大学、地元医師会、病院や医療施設、行政の方々の協力が得られたことが、今日の姿を作り上げた源になってきたと思います。本校はその設立理念に基づき、十分にその目的を果たし、成長してきました。現在まで1,007名の看護師が巣立ち、天草島内はもとより、熊本県内外の医療機関で指導的立場の卒業生も輩出してきましたが、30年の歴史の中、学校運営や看護教育・指導にご協力・ご支援頂き見守って来られた方々に深く感謝致します。

 私は、永く学校長を務めさせて頂いてきました。看護学校のカリキュラム(文部科学省の規準)は90分授業、幅広い領域の医学・看護学の基礎講義、さらに各医療機関での実習とレポート作成、そして3年生後期の国家試験準備など、大変タイトで厳しいものですが、学生達はそのような学業生活に良く耐えて頑張ってくれました。そして、3年後にそれぞれが心身共にたくましく成長して卒業し、さらに希望に燃えてそれぞれの道に進んでいく姿を見送る事は、私の一番喜びとする時でもありました。

 校長として毎月の朝礼や講義などで、その時々の、とくに医療・介護に関する話題に触れて話してきましたが、結局、看護の基本として私が重視したいと考えている「知識(知恵)・技術(技能)・人間性(心・慈愛・命)・社会性(コミュニケーション・連携・チーム)」など看護のプロの要件の話になってしまい、学生達も辟易していたかも知れません。患者さんは生き方、死生観、個性それぞれに違いがあります。看護の道は外から見える以上に厳しく、深く、また遠いもので、卒業後も多くの経験を重ねながら学び続けるべきもので、その姿勢の基礎(土台)を、学校時代に身につけられる学校でありたいと思います。

 さて本年は記念すべき創立30周年で、式典の企画などの話題もありましたが、残念ながら世界中の新型コロナウイルス感染症パンデミック状態で、わが国全体も「自粛・不急不必・三密」のさなか、学生達も学業や日常生活でも大変な状況となっています。このような事態に天草市では学生達の後期授業料免除などの対応も行って頂きました。心配していた学校側も深く感謝していますが、学生達もこのようなご支援への感謝の気持ちは忘れず、また長い人生のある時期での大きな思い出として残り、学校の歴史にも重く残されると思います。

 世界中の先進国も発展途上国も、人種・宗教の違いも関係なく多くの感染者と死亡者が続出している状況から、人類がどのように立ち直っていくかという課題については、現役学生達も、先々何らかの形で関与していく機会も少なくないと思いますが、たくましく未来を背負ってもらいたいと期待します。コロナ克服の問題については、現段階でわが国では一応小康状態となっていますが、グローバル世界の中で、この強敵に対して自国だけを強くすることを“最終ゴール”とするのではなく、自国内での成功体験を積み上げ、“世界レベル”の戦いに一刻も早く勝利する事に貢献していく必要があると考え、学生達とも話しています。

 わが国は少子・高齢化の時代となり、とくに地方都市ほど深刻で、天草市でも看護学校を志望する生徒が少なくなり、当校の受験生もピーク時の半分以下に減少しています。今後、新型コロナウイルス感染症が将来的な医療・経済に及ぼす影響は推し量れない状況ですが、急性期医療から在宅・施設医療、介護の問題など専門家としての看護の活躍の場は益々広がっていくと思われ、医療・看護の安定こそ国民の安心の拠り所となると思います。本校が、将来の地域を守る多くの人材の本校への入学を強く願っていますが、さらに40周年、50周年と年月を重ねながら、優れた人材育成に貢献し、天草地域医療の向上・発展に寄与していかれることを願っています。

 

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