山火事は、例年春先のほか秋から冬にかけて発生しています。
空気が乾燥し、森林内の落ち葉等が燃えやすい状態になっており、強風などによりたき火が燃え移り、山火事発生の危険性が高くなります。
山火事の原因の多くが、人のちょっとした火の取り扱いの不注意で発生しています。
天草市では、田畑や空き地などで刈った枯草を焼却中に延焼し、火災に発展するケースが多く発生しています。一人ひとりが森林の大切さを認識し、防災意識を高めることが大切です。
山火事予防にあたっては、次のことに留意してください。
①強風時および乾燥時には、たき火、火入れをしないこと。特に枯草や落ち葉などの近くでは行わないこと。
②やむを得ずたき火等の火器を使用する場合は、消火用の水などを準備するとともにその場を離れないこと。
③たき火などの火器の使用後は、完全に消火すること。なお、炎が見えなくなっても火種が残っていることがあるので、十分に確認すること。
④たばこは、指定された場所で喫煙し、吸い殻は必ず消すとともに、投げ捨てはしないこと。
⑤火遊びはしないこと。また、させないこと。
⑥火入れを行う際は市長の許可を必ず受けるとともに、あらかじめ必要な防火対策を講じること。
(参考)出火原因別件数(令和元年~令和5年の平均)
1 たき火 417件 32.6%
2 火入れ 242件 19.0%
3 放火(疑いを含む) 97件 7.6%
4 たばこ 57件 4.5%
5 マッチ・ライター 33件 2.6%
6 火遊び 11件 0.9%
7 その他(不明など) 422件 33.0%
合計 1,279件
※資料:消防庁統計資料に基づいて作成