重複・多剤服薬に注意しましょう
重複・多剤服薬とは、同時期に複数の医療機関を受診することによって、他の医療機関での処方状況を把握できなかった場合に、同じ効果の薬が処方されたり、必要以上に多くの薬が処方されて、多くの薬を服用することです。
その中でも、特に害をなすものが「ポリファーマシー」と呼ばれています。これは、単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連して薬物有害事象のリスク増加などの問題につながる状態のことをいいます。
お薬手帳は一冊にまとめましょう
お薬手帳は、自身が使っているお薬の名前・量・日数・使用法などを記録するための手帳です。医療機関や薬局を利用する際に持っていき、医師や薬剤師などに提示してください。医療機関や薬局ごとにお薬手帳を分けるのではなく、情報を一冊にまとめることが大切です。一冊にまとめることにより、現在服薬中の薬があるか、どんな薬を服薬しているのかを医師や薬剤師等が把握でき、重複投与や多剤投与の防止、副作用の防止につながります。
服薬情報通知のお知らせ
天草市では国民健康保険に加入し、重複・多剤服薬に該当している人に、年1回9月頃に服薬情報通知を発送しています。薬物有害事象の防止や医療費の適正化を図る取り組みです。本通知が届いた場合は、かかりつけ医や薬局に持参し、相談にご利用ください。
- 重複服薬…同じ時期に複数の医療機関を受診し、同じ効能の薬が重複して処方され、服薬することです。
- 多剤服薬…必要以上に多くの種類の薬が処方され、服薬することです。
時間外受診の前に夜間救急の相談をしましょう
診療時間終了後や休診日に診察してもらう時は、時間外加算がつき、医療費が割り増しになります。まずは、電話で相談してください。
- 熊本県夜間安心医療電話相談 #7119
- 熊本県子ども医療電話相談 #8000
リフィル処方箋をご存知ですか
令和4年4月から処方薬の新しい受け取り方として「リフィル処方箋」が導入されました。リフィル処方箋とは、長く症状が安定している方に対して、医師が認めた期間・回数(最大3回)に限り、再診を受けずに薬局で薬を受け取ることができる処方箋のことです。2回目以降は医師の診察なしに同じ薬をもらうことができるので、通院時間や費用負担の軽減が期待でき、医療費適正化にもつながります。
リフィル処方箋の注意点
- 投薬量に制限がある医薬品や湿布薬など、リフィル処方箋で処方されない薬もあります。
- リフィル処方箋を繰り返し使用できる回数は最大3回までと定められています。
- リフィル処方箋を出す薬局は、1回目から3回目まで同じ薬局で出すことが推奨されています。
- 服薬状況によっては、リフィル処方箋による調剤が行えない場合があります。
- リフィル処方箋を受け取っていても、症状などの変化があった場合は、医師の診察を受けることができます。
※詳しくは、かかりつけの医師や薬剤師にご相談ください。
問い合わせ先
本庁・国保年金課 TEL0969-23-1111
牛深支所・市民生活課 TEL0969-73-2111
有明支所・まちづくり推進課 TEL0969-53-1111
御所浦支所・まちづくり推進課 TEL0969-67-2111
倉岳支所・まちづくり推進課 TEL0969-64-3111
栖本支所・まちづくり推進課 TEL0969-66-3111
新和支所・まちづくり推進課 TEL0969-46-2111
五和支所・まちづくり推進課 TEL0969-32-1111
天草支所・まちづくり推進課 TEL0969-42-1111
河浦支所・まちづくり推進課 TEL0969-76-1111