後期高齢者医療制度

最終更新日：2024年4月5日

　後期高齢者医療制度は、75歳以上の人と一定の障がいがあると認定された65歳以上75歳未満の人が加入する高齢者の医療保険制度です。

　高齢者の医療費を中心に国民医療費が増大する中、現役世代と高齢者の負担を明確にし、公平で分かりやすい制度とするため、平成20年４月より始まりました。

対象者

　１．75歳以上の人（75歳の誕生日当日から）

　　　ただし、生活保護を受けている人や外国籍の人で、在留期間が３カ月以内である場合などは被保険者にはなりません。

　２．65歳以上で一定の障がいがある人

※一定の障がいは、以下のとおりです。

　　・身体障がい者手帳１級・２級・３級

　　・身体障がい者手帳４級を持っている人で、次のいずれかに該当される人

　　　　両下肢のすべての指を欠くもの
　　　　１下肢を下腿の２分の１以上で欠くもの
　　　　１下肢の機能の著しい障がい

　　・精神障がい者保健福祉手帳１級・２級

　　・療育手帳Ａ１・Ａ２

　　・障害基礎年金１級・２級の年金証書を持っている人など

○期間
　被保険者証の有効期間は、８月１日から翌年７月31日までの１年間で、毎年更新となります。
○自己負担割合
　医療機関窓口における負担割合は原則１割となりますが、現役並み所得者は３割負担となります。
　負担割合については、毎年前年の所得に応じて判定します。
　現役並み所得者とは、住民税課税所得が145万円以上ある被保険者や、その人と同一世帯にいる被保険者のことです。
住民税課税所得が145万円以上でも総収入が下記の金額に満たない場合は申請により１割負担となります。
　・被保険者が世帯に一人の場合・・・383万円未満
　・被保険者が世帯に二人以上の場合（合計額）・・・520万円未満
　・被保険者と70歳以上75歳未満の人がいる世帯の場合（合計額）・・・520万円未満

○被保険者となるときの手続きおよび必要書類
区分	必要書類等
75歳になったとき	本人からの手続きの必要はありません。 75歳誕生日の前月の中旬～下旬頃に保険証を交付します。
65歳から74歳の人で障害認定を受けるとき	・障害者手帳など障がいの状態がわかる書類・現在加入している健康保険の保険証・通帳または口座が確認できるもの（高額療養費支給の口座登録用）・マイナンバーが分かるもの
県外から転入するとき	・負担区分証明書・障害認定証明書（65歳から74歳で一定の障がいがある人）　いずれも前住所地の市町村で交付されます。・通帳または口座が確認できるもの（高額療養費支給の口座登録用）・マイナンバーが分かるもの
県内他市町村から転入するとき	・保険証・マイナンバーが分かるもの