7月16日、長崎県佐世保市の前畑造船(株)で行われた、天長フェリーの新船建造に伴う、命名・進水式に出席しました。
新船は、約200点あまりの応募の中から「ロザリオカーム」と命名されました。これは、現在活躍している「フェリーロザリオ」への愛着と、長島と天草の“穏やかな海”を意味する英語の「Calm(カーム)」から名付けられたとのことです。
新船は、両頭型のカーフェリー(299トン)で、全長36メートル、幅10.6メートル。方向転換の必要がない、前後どちらにも運航できる特殊な船型で、効率が求められる離島航路に適した構造となっています。
式では船名の発表の後、神事、祝いの餅まきが行われ、その後、支綱が切断されて無事進水しました。今後、客室などの設備の工事を行い、来年の2月に就航が予定されています。
天草にとってフェリー航路は、生活や観光に欠かせないものであり、天長フェリーも、これまで長年にわたって長島と天草の交流、物流を支えてきました。新船「ロザリオカーム」に更なる活躍を期待しています。