8月27日、天草市民センターにおいて、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている天草高校との共催で、環境シンポジウム「Amakusa protect project」(通称アマプロ)を開催しました。
今回は、SDGsの達成に向けた取組みの一つとして、天草高校生の「天草の豊かな自然を守りたい」との想いから、「環境」の分野にターゲットを絞ったテーマとしました。
シンポジウムでは、同校科学部から、9カ所の海岸で行った漂着ごみの調査結果について、漁具が多くあったことなどの報告があり、生分解性プラスチック製の漁具の開発、レジ袋削減のためのマイバッグ利用促進などについて提言を受けました。その後、海洋プラスチックごみ発生抑制を促す動画の上映や、海洋ごみ削減をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。
海に流出するプラスチックごみの量は、世界中で年間約800万トンにもなり、このまま増え続けると、2050年には魚より海洋プラスチックごみの方が多くなると言われています。
ごみ問題はとても深刻ですが、連携して関心を高め、行動につなげていくことが大事であり、今後もこの様な機会を設け、一人でも多くの方にごみや環境について関心を持っていただければと思っています。
天草高校の皆さんには、企画から運営までそのほとんどを手掛けていただき、大変お世話になりました。ありがとうございました。