
5月16日に熊本県と天草市立御所浦恐竜の島博物館の館長および学芸員らで御所浦の採石場跡地における現地確認を行いました。
今回の現地確認は、5月7日に熊本県の立ち会いのもと市と採石事業者で覚書を締結したことにより可能となったもので、覚書には採石場跡地で市が発掘調査できることや、事業者が調査に協力していただけること、採集された化石を全て市に寄贈していただけることなどが盛り込まれています。
現地での確認時間は30分強程度のもので本格的な調査ではなかったものの、カメの甲羅の部分と思われる化石を現地で6点確認し、その内4点を採集し、博物館へ持ち帰ることができました。
カメの化石が見つかる地層からは、恐竜化石の産出が大いに期待できることがこれまでの同博物館の研究や調査で分かっています。今後も採石事業者や県、まちづくり協議会などに協力頂き、調査を継続していきます。