牛深地域の水産業DX化へ　新たにIT企業３社と進出協定を締結しました！

最終更新日：2025年12月19日

　12月11日（木曜日）に首都圏より牛深町へ進出するIT企業３社と進出協定を締結しました。いずれも牛深支所３・４階のシェアオフィス「MORIMON LAND 牛深」へ入居後、主に水産業のDX化に向けて取り組まれる予定です。今回の協定締結により、新たな雇用の場が創出され、地域の活性化が期待されます。

フィリグ株式会社（本社：東京都渋谷区）

　同社は、ＤＸコンサルティング、地方創生事業およびシステム開発などを行う会社で、進出にあたっては令和８年２月から業務を開始し、新たに３人を複数年で雇用予定。一次産業や行政に向けたDX推進サポートシステム開発、AI導入支援、人材育成などを行います。

　同社の串﨑代表は「実際に訪れて、牛深は非常にポテンシャルが高い地域だと感じた。地域における課題の解決に向けて、特に水産業でのＡＩを活用したビッグデータの収集などに取り組みたい」と話していました。

左から馬場市長、串﨑代表
署名のようす

【進出企業概要】

　企業名：フィリグ株式会社

　代表者：代表取締役ＣＥＯ　串﨑　博朗

　本社　：東京都渋谷区恵比寿西２丁目８番４号ＥＸ恵比寿西ビル5階

　設立　：令和２年７月

【本市での事業計画】

　所在地　：天草市牛深町2286番地103号　MORIMON LAND 牛深

　業務内容：一次産業や行政に向けたDX推進サポートシステム開発、AI導入支援、人材育成等

　投資金額：300万円

　新規雇用：３人

　営業開始：令和８年２月

　同社は、通信インフラの構築や通信機器の輸入販売を行う会社で、1993年よりADSL技術の導入を行い、1999年に日本で最初の大規模ADSLプロバイダー「東京めたりっく通信」を創業し、その後も最先端通信機器の開発を手掛けてきた「通信の独立系パイオニア」です。進出にあたっては、令和８年１月から業務を開始し、新たに５人を複数年で雇用予定。一次産業のDX化を図るべく、漁場などの屋外エリアの無線化など、通信インフラ構築に取り組まれます。

　同社の小林代表は「水産業などへのＩＣＴ活用余地は大きく、牛深地域で無線化やネットワーク化に取り組み、全国の沿岸地域や島へも展開していきたい」と話していました。また、同社のサポートセンター開設も計画されているとのことです。

左から馬場市長,小林代表,上田熊本県商工労働部長
署名する小林代表

【進出企業概要】

　企業名：ソネット株式会社

　代表者：代表取締役　小林　康英

　本社　：神奈川県鎌倉市腰越４丁目３番４号

　設立　：平成５年２月

【本市での事業計画】

　所在地　：天草市牛深町2286番地103号　MORIMON LAND 牛深

　業務内容：通信インフラ構築、ネットワーク構築サポートセンター等

　投資金額：1,450万円

　新規雇用：５人

　営業開始：令和８年１月

株式会社よよいち（本社：東京都渋谷区）

　同社は、サーバ構築・運用業務を主力に展開されている会社で、進出にあたっては、令和８年４月から業務を開始し、新たに５人を複数年で雇用予定。主力のインフラ整備におけるサーバ構築・クラウド環境設計・構築・運用保守に加え業務システム・モバイルアプリ開発やＩoＴ開発、ＷＥＢ制作などを行います。

　同社の吉岡代表は「８月に牛深へ視察に訪れて、当社の技術を生かしながら、一次産業のＩＴ化等、お手伝いできることがあるのではと感じた。今回進出する２社とも連携しながら、事業を推進していきたい。また、企業・自治体・教育機関・地域・個人等が互いの強みを持ち寄り一緒に価値を生み出し続ける仕組み、共創のエコシステムを作り、ゆくゆくは牛深モデルを全国へ展開していきたい」と話していました。