地球温暖化の原因となっている温室効果ガスにはさまざまなものがあり、なかでも二酸化炭素は最も温暖化への影響が大きいものとなっています。
各家庭で実践できる地球温暖化対策のための方法を紹介します。できるところから取り組んでみましょう。
家庭からどれくらいCO2が出ているの?
1世帯が1年間に排出するCO2は約3.97トン(2019年度)。照明・家電製品などからが最も多く、次いで自動車、暖房、給湯の順となっています。
電化製品は、製品自体から直接温室効果ガスを出しているのではなく、それを動かすための電気を作るときに発生しています。
出典)温室効果ガスイベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
各家庭で出来ること
■年間を通した節エネ
・こまめな消灯、節電モードの活用、不要な機器のコンセントを抜く。
・水道の流しっぱなしをやめる、まとめ洗いをする、残り湯を洗濯に利用する。
・家電製品は、LED照明や省電力タイプなど、省エネ製品を選ぶ
・電気ポットや炊飯ジャーの保温をやめる
・冷蔵庫を整理し、開ける時間を少なくする
・節水シャワーヘッドを取り付け、使うお湯の量を減らす
・保温便座の温度設定を下げ、使わないときは便座のフタを閉める
・入浴は間隔を空けずに入り、追い炊きをしない
・「環境家計簿」をつけて、エコライフをチェックする
※節エネの取り組みを見える化することができ環境にもお財布にもやさしい「環境家計簿」をぜひご利用ください。
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■夏の節エネ
・クールビズ(ノーネクタイなど軽装の推奨)
・夏の室温は28℃を目安に冷房の温度を設定する
・すだれやグリーンカーテンを活用する
・エアコンのフィルターを掃除する
・冷房時にサーキュレーターなどを使い、空気を循環させ効率よく使用する
・お風呂の残り湯などで朝夕に打ち水をする
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■冬の節エネ
・冬の室温は20℃を目安に暖房の温度を設定する
・窓に断熱シートを貼る
・ウォームビズ(過度な暖房に頼らず、暖かく働きやすい服装の推奨)
・保温性が優れた素材の下着を活用したり、ひざ掛けなどを活用する
■ごみの3R(リデュース、リユース、リサイクル)
※ごみを減らすことで、ごみの処分や製品を新たに作製する際に発生するCO2を抑制できます。
・買い物には、マイバッグを持参する
・食料品は適量を購入し、食べ残しや冷蔵庫への詰め込みを防ぐ
・生ごみは、水を切ってから出す(可燃ごみの約2割が生ごみです※水分を除いて分析しており、実際はもっと重いと考えられます)
・ごみの分別を行い、リサイクルできるものは資源物へ出す
・マイボトルを使用し、ごみの発生を抑制する
■乗り物の節エネ
・自転車の利用や、公共交通機関を利用する
・乗り合わせて移動する
・運転時は、エコドライブで人にも環境にもやさしく
・タイヤの空気圧の点検・整備を行う
・車の購入は、低燃費車やエコカーを選択する
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