6月29日、天草町の地層から鳥脚類と呼ばれる草食恐竜「ハドロサウルス上科」の歯の化石が発見されたため記者発表を行いました。
化石は上顎と下顎の歯の一部で、上顎は長さ16mm、幅13mm、下顎は長さ、幅とも9mm。この化石が発見された地層は白亜紀末期(約7200万年前)の恐竜が絶滅する直前までのもので、この年代の地層から恐竜の化石が見つかったのは国内で4カ所目です。
化石の調査・研究にご協力いただいている福井県立恐竜博物館の柴田研究員は「日本ではこの年代の化石は少なく、今回の発見は重要な記録になり、周囲にほかの恐竜の化石が埋まっている可能性もある」と話されていました。
発見された化石は、7月17日から8月末まで御所浦白亜紀資料館の企画展で展示しますので、ぜひ資料館に足をお運びいただきご覧ください。