令和8年7月28日に発生した地震に伴い、天草市内では避難生活等や一部地域での断水などの影響が続いています。夏場の厳しい暑さのなかでは、「熱中症」や「循環器疾患(エコノミークラス症候群・心不全など)」の発症リスクが高まるほか、断水等に伴う「食中毒や感染症(ノロウイルスなど)」の発生・流行にも厳重な注意が必要です。
住民の皆さんやボランティアの方々におかれましては、お互いに声をかけ合い、以下の点に留意して健康と衛生の維持に努めていただくようお願いいたします。
災害時の循環器疾患・熱中症を防ぐために
生活環境の変化やストレス、脱水などにより、エコノミークラス症候群や脳卒中・心筋梗塞・心不全・不整脈などの循環器疾患のリスクが高まります。
(1)こまめな水分補給と足・身体の運動
・1日20分以上は足や身体を動かすようにし、こまめに水分・塩分を摂りましょう。
・大量に汗をかいた場合は、経口補水液やスポーツ飲料の補給も有効です。
・断水・給水制限等がある地域でも、トイレ等を気にして無理に水分を控えることは絶対にやめてください。
(2)血圧管理と食事(減塩)
避難食や非常食は塩分が高くなりがちです。特に高血圧や心疾患をお持ちの方は、塩分の摂り過ぎに注意し、平時の内服薬はしっかりと継続してください。
「むくみ」は心不全などの悪化サインの場合がありますので注意してください。
(3)クーリングシェルターや避難所の活用
ご自宅で冷房が使えない場合や体調に不安がある方は、無理をせずクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)や冷房設備のある指定避難所を積極的にご利用ください。片付け作業などは2人以上で行い、定期的に涼しい場所で休憩をとってください。車内放置は短時間でも厳禁です。
避難生活での食中毒・感染症予防
断水や停電が発生している環境下では、消化器系感染症や食中毒が発生しやすくなります。
(1)食事・調理のポイント
加熱調理の徹底:生ものを避け、十分に加熱したものを早めに食べましょう。提供された非常用食品は消費(賞味)期限内に食べ切ってください。
飲用しない(湧水・井戸水):湧水や井戸水は細菌等による汚染の可能性があるため飲まないでください。(やむを得ない場合は必ず煮沸)
(2)正しい手洗い・衛生管理
・食事前、用便後、調理の前後には石けんと流水による正しい手洗いを徹底しましょう。
・水道が使えない場合は、消毒液やアルコール・ウェットティッシュを活用してください。
・室内・避難所では対角線上にある窓やドアを2か所開けるなどして、こまめな換気を行いましょう。
ノロウイルス対策と消毒液の作り方
ノロウイルスは感染力が非常に強く、集団生活の場では拡大しやすいため注意が必要です。消毒には市販の家庭用塩素系漂白剤(キッチンハイター等:塩素濃度約5%)から作る「次亜塩素酸ナトリウム液」が有効です。
嘔吐物や拭き取り処理の注意点
・嘔吐物や下痢便の処理時は、マスクや手袋を着用し、ペーパータオル等で拭き取ってビニール袋に入れて密封・廃棄してください。
・希釈液は遮光せずに置くと効果が落ちるため、できるだけ直前に作って使用してください。
・お子様の手の届かない場所で保管し、皮膚についた場合はすぐに流水で洗い流してください。
片付け・清掃作業時の安全対策
怪我・破傷風対策
丈夫な手袋、厚底の靴、長袖・長ズボンを着用してください。怪我をした場合は流水で洗い流し、特に深い傷は医師にご相談ください。
土ほこり対策
がれき撤去作業時は、土ほこりや微粒子を吸い込まないよう防じんマスクやゴーグルを着用しましょう。
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