どんな場合に複数登録が必要になる?
(1)複数のレジがあり、レジ別に売上を管理したい場合
例えば、スーパーなどでレジが3台あり、レジ別に売上を管理したい場合は、複数登録が必要です。 レジ別に売上を管理する必要がなければ、複数登録をする必要はなく、同じQRコードをそれぞれのレジに設置すれば大丈夫です。
また、タクシーや代行の事業者で、車別に売上を管理したい場合も複数登録が必要です。
(2)複数の店舗があり、店舗別に売上を管理したい場合
この場合、次の2つのパターンがあります。
【パターンA】本部や本店が全ての店舗の売上を管理したい場合
本部等を(親)、各店舗を(子)として登録します。
本部等(親)は、全ての店舗(子)の売上管理と換金ができます。
各店舗(子)は、自分自身の売上管理ができます。
ただし、このパターンAの場合、店舗(子)に複数のレジがあっても、売上をレジ別に管理できず、店舗単位での売上管理となります。
【パターンB】店舗ごとに売上を管理し、本部等に報告する場合
各店舗をそれぞれ(親)として登録します。
各店舗(親)は、自身の店舗の売上管理と換金ができますが、本部等はシステムを通じて各店舗の売上を把握することはできませんので、店舗からの売上報告等の体制が必要になります。
※このパターンBの場合、店舗内のレジ別に売上管理をする必要がなければ複数登録は必要ありません。
店舗(親)に複数のレジがある場合は、(1)のとおりです。
(3)店舗内に複数のレジやテナントがあり、それぞれの売上を管理したい場合
この場合、次の3つのパターンがあります。
【パターンA】店舗が全てのレジやテナントの売上を管理したい場合で、さらに直営分をレジ別に管理したい場合
この場合、店舗を(親)として登録するのですが、店舗直営分とテナント分として次のとおり親を2つ登録する必要があります。また、換金は各親でする必要があります。
○店舗直営分を管理する(親)、直営分の各レジを(子)として登録します。(1)と同じ取り扱いになります。
○テナント分を管理する(親)、各テナントを(子)として登録します。(2)のパターンAと同じ取扱いとなり、テナントに複数のレジがあっても売上をレジ別に管理できず、テナント単位での管理となります。
【パターンB】店舗が全てのレジやテナントの売上を管理したいが、直営分はレジ別に管理する必要がない場合
この場合、(2)のパターンAと同じ取り扱いとなり、店舗を(親)、直営分レジを(子)、テナントも(子)として登録します。レジ別に売上を管理できず、(子)単位での管理となります。
【パターンC】店舗がテナントの売上を管理しない場合
この場合、それぞれの店舗が独立して(親)として登録するため、店舗もテナントもそれぞれが複数登録の必要性があるかを(1)~(3)に沿って判断することになります。