台所やお風呂などの排水口は、川や海への入り口です。その入り口からでる排水を「生活排水」と言います。
実はこの生活排水が河川や水路、湖沼(こしょう)、海の水を汚す一番の原因となっています。川や海の水を汚さない一番の方法は、私たちが「汚れた水をそのまま流さない生活」をすることです。
私たちは、もともと少ない貴重な水を繰り返し使っています。その水を汚さないために、私たちができる生活排水対策を今日から実践しましょう。
下水道区域外にお住まいの人は、合併処理浄化槽を設置しましょう!
単独処理浄化槽を使用している人は、合併処理浄化槽へ切り替えましょう!
単独処理浄化槽は、トイレ排水のみを処理し、その他の生活雑排水は未処理のまま河川などに放流していますので、周辺の環境を保全するために、合併処理浄化槽へ切り替えましょう。
浄化槽は、微生物の働きを利用して水をきれいにする設備ですが、保守点検、清掃、定期検査を行わないと、放流水の水質悪化や悪臭が発生し、逆に生活環境を悪くする原因となります。
- 保守点検 浄化槽が正常に機能するように、機器の調整や消毒薬の補充を行います。保守点検は、知事登録業者に委託しましょう。
- 清 掃 浄化槽内にたまった汚泥などを抜き取ります。清掃は市の許可を受けた清掃業者に委託しましょう。
- 定期検査 保守点検や清掃が適正に行われているかを確認するため、法律で水質等に関する検査を義務づけています。