市内には、戦後日本の未来のために里山の人々が植えた木々が収穫期を迎えています。木を適期で伐ることは、土砂災害の防止や多様な生物が暮らす環境を維持するために必要なことです。また、柱や板材として利用することは、長期間二酸化炭素を固定することにつながり、脱炭素社会を実現するための重要な要素となっています。
対象住宅
・市内に新築等する住宅などであって、建築主自らが居住または使用するものであること
・天草産の木材を、主要構造材においては1立方メートル以上、または内装材として1平方メートル以上使用すること。
・主要構造部分の建築工事においては、建築基準法を順守すること
・市内に本店を有する業者等、または市内に事業所若しくは営業所を有し、かつ、施行体制が整っている業者等が施工する住宅などであること
補助対象者
市内に住所を有する人、または転入することが確実と認められる人で、市税などの滞納がない人
助成内容
新築等に天草産材を使用した場合、主要構造材と内装材の使用量に応じて助成します。
(1)主要構造材として使用した場合
主要構造材(1立方メートル)×2万5千円(上限:20立法メートル 50万円)
※うち森林認証材を50%以上使用した場合
主要構造材(1立方メートル)×3万円(上限:20立方メートル 60万円)
(2)内装材として使用した場合
内装材(1平方メートル)×5千円(上限:80平方メートル 40万円)
「主要構造材」とは、柱、梁、土台など住宅等の構造を担う材料、「内装材」とは、床板や壁板など住宅の内装部分に使用する板材のことです。詳細はお問い合わせください。
申請方法(令和7年度から一部変わります)
1.建築工事を始める前に事前確認書を提出してください(令和7年度から変わります)
令和7年4月1日に既に建築工事に着手している場合は不要です。
2.工事等が完了したら30日以内に申請書をしてください。
提出先
天草市役所農林整備課
補助金の交付方法(令和7年度から変わります。)
令和6年度まで
・主要構造材 30万円(森林認証材は40万円)までは現金で交付。
それを越えた場合は、さらに20万円までは地域通貨(天草のさりー、または天草宝島商品券)で交付。
・内装材 全額地域通貨(天草のさりーまたは、天草宝島商品券)
令和7年度から
地域通貨(天草のさりーなど)で交付します。
ただし、補助金額の50%以内は、現金による交付も可能としています。
天草市内にある資源(木材)やお金(補助金)は、なるべく天草市内で利用していただき、地域経済活性化の一部になればと考えています。
申請書等様式
1.要領(事業の詳しい内容が記入されています。)
2.チラシ(事業の概要が記入されています。)
3.建築工事を始める前に提出する書類
4.工事等が完了したら30日以内に提出する書類
5.補助金の請求の時に提出する書類