6月30日、本渡運動公園多目的広場のオープニングイベントとして、記念講演と記念試合を開催しました。

天草市民センター大会議室に約100人が集まり、宇城市教育長で大津高校サッカー部テクニカルアドバイザーの平岡和徳さんを招いて記念講演を開催しました。
やらされる時間を減らし、自ら考え動くことで夢中になれる。風に流されているときは成長しない、風に向かっているときが高く上がれる。「ありがとう」「ナイス」「気を付けて」など一秒の言葉かけなど、“主体性”や“チャレンジ精神”、“コミュニケーション能力”が大切なこと。目指す夢があると、「もうダメだ」が「まだダメだ」に変わり、限界突破力になっていくなどなど、大津高校を強豪校に育て上げてきた平岡さんの長年の経験から生み出された多くの言葉をいただきました。
また、指導者は子どもたちの未来に触れる責任ある仕事だ、大切にされていると思える空間をつくり、常に学び続けなければならないなど、教育者としての心構えについても話をされました。
参加者から「お話を聞いて元気をもらった。平岡先生自身の夢は何か」との質問に対し、平岡さんは「スポーツは日本を動かすエンジンで幸福感を増やすことができる。私の夢はサッカーワールドカップで日本が優勝することです」と答えていました。

馬場市長のキックインセレモニー

(青)大津高校(白)天草市内高校選抜

スローインからの攻防

大津高校のコーナーキック

多くの歓声のなかで全力プレー

天草チームのゴールに迫る大津高校
記念試合は、完成した本渡運動公園多目的広場で開催され、“大津高校”対“天草市内高校選抜チーム”が35分ハーフで対戦。結果は9対1で大津高校が勝利しました。
大津高校は多くの天草出身の選手が出場し、両チームの選手たちは全力プレーを楽しんでいました。
また、多くの観客が訪れ、約400の観客席には収まり切れず、グラウンドの周りも合わせて600を超える人たちが観戦していました。
天草市内高校選抜チームのキャプテンを務めた升本乃瑠さん(天草工業高校2年)は、「天草のトップチームを組んだが、レベルが違った。課題も見つかったので、来年の選手権大会に向けて、天草一丸となり頑張りたい」と今後の意気込みを話しました。
【本渡運動公園多目的広場の紹介】
天草市スポーツ拠点施設整備基本計画に基づき、旧陸上競技場跡を多目的広場として整備を行いました。
サッカー、ラグビー、グラウンドゴルフ、各種イベントなど多目的に利用が可能です。日常的な市民の健康づくりや競技力向上での利用、また大会・合宿を誘致するなど交流人口増加による地域活性化のために活用していきます。
■整備面積:12,410平方メートル
■人工芝コート:サッカー一般用1面、少年用2面、キッズ用4面
■付帯設備:夜間照明(全面)、防球ネット、放送設備、サッカーゴール一般用1組、少年用2組、ラグビーゴール1組